第39回二五八祭開催趣旨
不易流行
~人と人とが心通う、未来につながるコミュニケーション~
パソコンやスマートフォンの普及により、ネットワーク環境を利用して遠近問わず手軽に伝達できる手段が増え、これから社会が発展していくにあたり、ますます必要不可欠なものとなっていきます。しかし同時に、本来であれば直に伝えるべきである大切な情報もこうした手軽な手段で済ませてしまうケースや、インターネット上でのいじめなどモラルに欠ける利用の在り方が社会問題となっています。
そうした背景のなかで、まちづくり活動を進めていくためには、ネットワーク環境を利用した間接的な伝達手段と面と向かって会話する直接的な伝達手段を使い分けることが非常に重要となります。特に、直接的に対話することで伝わる感情の部分はまちづくり活動の根幹であり、ネットワークを介しては伝えきることができないものです。まちづくり活動がより多くの方からの参画を得るためにも、間接的な伝達手段を効果的に活用しつつ、直接的な伝達手段に重点を置いた取り組み姿勢で活動することが必要です。
そこで今年度二五八祭では企画・準備をする初期段階から、我々と二五八祭を作り上げたいと考える多くの参画者に集結してもらい、当日の運営に向かって膝をつき合わせて会話することで初めて伝わる感情の重要性を我々とともに学びつつ、企画準備を進めていきます。そして二五八祭当日には参画者が主体となり、その大切さを来場者に伝えるために情熱をもって会場から発信します。そうすることで来場者は、商の広場のフリーマーケットや飲食ブース、想の広場やステージ、童の広場から直接的な対話で感じることのできる感情の重要性を楽しみながら気付くことができ、さらには直接的、間接的な対話を使い分ける必要性を考える場ともなっていくでしょう。
参画者は初期からの運営を通して得られる充足感を体験し、まちづくり活動の見方を変え、さらなるステージへ進むきっかけとなります。来場者は、会場内で発信されたメッセージから、人の気持ちを理解することの大切さを知り、相手のことを思いやりながら対話できるようになり、ネットワーク環境を利用した伝達手段が今後ますます発展する社会での人との関わり方を考えるようになっていきます。これは人の意思伝達手段における「流行」と「不易」の理想的な交わりとなり、これからの時代に相応しい意思伝達の手段の確立へとつながっていくでしょう。
「不易流行」を成し得た意思伝達は、人と人とのつながりや人と地域社会がよりよいものとなるよう作用し、明るい豊かなまちを創造すると信じ、第39回二五八祭を開催いたします。
- 不易流行とは―
- いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。
開催要項
- 日 時
- 2015年11月3日(祝) 9:00~15:00
- 場 所
- 東近江市役所周辺
- 主 催
- 公益社団法人東近江青年会議所
- 後 援
- 東近江市、八日市商工会議所、東近江警察署、東近江市観光協会、東近江スマイルネット、八日市江州音頭保存会、東近江市商工会、東近江ロータリークラブ、八日市南ロータリークラブ、八日市ライオンズクラブ、社会福祉法人 東近江市社会福祉協議会、株式会社滋賀報知新聞社、NPO法人愛のまちエコ倶楽部、MIOびわこ滋賀(株式会社Mi-Oスポーツ)、びわ湖キャプテン株式会社(FMひがしおうみ、RadioSweet)
- 協 賛
- 地元企業、ほか